外国語学習の足跡

外国語(仏語)学習に関する情報を発信していきます。

生存報告

 2月中旬以降、仏検準1級一次試験に向けてエンジンをかけていこうと意気込んだものの、どのように動けばいいかピンとこないままで、自分にできることをこなそうとじたばたしておりました。それでも自分は怠け者気質ということで効率よくは進まず、学習記録として書き始めたこのブログを放置していました。昨今の情勢を鑑みれば半年後の秋季試験が行われるかどうかも分からないということで、学習に対するモチベーションの維持がかなり難しくなったことも原因です。

 通っているロシア語教室も、今期はまだ対面での授業がありません。それでも、外出自粛を強いられている今の状況を、試験の準備を進める良い機会だと捉えています。折角なので、いい加減に仏検2級の一次試験と二次試験の考察も書きたいところです。記憶が残っているうちに。コンクール・ド・ディクテに今年も参加した話とその結果についても。書くネタや教材はたくさんあるもののなかなか手を付ける気になれないということを、外的要因のせいにしたくなります。

仏検2級最終結果

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    合格しました。おめでとう、自分。

 

    一次試験が免除されるのは1回だけで、今回通らなかったとしても再度2級を受け直す気はなく、そのときにどうするかを決められずにいたまま結果を見ました。安心しました。合格ラインは30点中20点で、自分の得点は23点でした。

    来年度の秋季試験、つまり次の準1級の試験までもう9ヶ月を切っています。モチベーションは切らしていません。そのためにどう動くのかは決めずにいて、あれこれ試しながら実力を磨いていくつもりでいます。自分は、考えるより先に行動あるのみという性格です。

    一応、今年度の準1級の公式ガイドブックにある練習問題は全部解き終わっています。過去問に手を出すのは現時点では心許ないので、前置詞を全部仏仏辞典で調べたり、ネット上にある教材のお世話になったり、自分の好きな文章を仏訳してみたりした後で挑みたいと思います。

ただ聴こうとするだけではなく

 あけましておめでとうございます。2020年も外国語学習は続けていきます。

 

 年末から、こちらのサイトにお世話になっています。

 学校行かずにフランス語! - 赤ちゃんがことばを覚えるように フランス語を自然に 自分のことばにしていきたいな

  

 そんなに長くない会話を内容とした音声スキットは貴重なディクテーション教材です。「カテゴリー」の中にある「フランス語会話集」を全部聴きました。自分がどのようにこの教材を使ったのかについて書きます。

 

 最初に、「今日のひとこと」を1回だけ再生します。この際、タイトルは見ないようにします。自分の場合はメガネを外して視界をぼやけさせるか、コンタクトレンズを入れているときは薄目を開いた状態を保ちました。

 さらに3回聴いて分からなければ、タイトルを見てヒントを得ます。それでも分からないときは自分にとってなじみのない単語が用いられているという場合がほとんどなので、文字を見ました。

 内容が分かったら文字を見ながら3回音読し、最後に1回再生してシャドーイングを行って会話文に進みました。

 

 会話文も、まず1回だけ再生します。当然ですが、1回聴いただけで全文を正確に書き取ることはできませんでした。大まかな内容をつかめれば御の字という思いでした。

 2回目は登場人物の台詞ごとに一時停止して、分かる箇所を書き取ります。この際、最初の間投詞や最後に発音される単語しか書き取れないことがほとんどでした。自分の短期記憶力が低くて台詞の中間部分が覚えられないということもあったのかもしれません。結果、毎回電話中のメモ書きのようになりました。

 3回目以降は分からない箇所を何度も繰り返して再生し、穴を埋めるように書き取っていきます。早口の音声でも、知っている単語なら何度も聞いていれば分かります。ここで気を付けていた点は、登場人物の意思について考えることを忘れないということです。ディクテーションではどうしても「名詞や動詞の羅列を書き取る」ことに意識が向くと思います。ですが、会話文はあくまでもコミュニケーションです。自分はときどき、公共の場所で人の会話を盗み聞きします。自然に耳に入ってくるので。そのような姿勢でいることが望ましいのかもしれません。大まかな内容の理解という前提と想像力があれば、聞き取りにくい音声が成す単語を推測できることもあります。

 

 これ以上聴いてもどうしようもないという頭打ち感を覚えたら、文章を見て答え合わせをします。書き取ったものにスペルミスや文法ミスが見つかると、ディクテーションは基礎から見直せる学習法だとつくづく思います。

 文中に用いられている単語は全部、意味とともに載っています。それらに目を通し、知らないものがあれば多言語オンライン辞書Glosbeで調べて発音を聴きます。

 その後で、文章を見ながら、分からなかった個所を何度も繰り返して聴きます。自分で納得がいったら、文章から目を離し、登場人物の台詞ごとに一時停止をして3回通して音読します。最後にシャドーイングを2回行い、会話文の音声を流しながら単語の注釈をもう一度ざっと読んで、1つの「今日のひとこと」を終えます。

 

 以上、個人的なディクテーションの進め方です。自分で発音できない音は聞き取れないので、耳だけでなく口も使います。リスニングの練習と発音の練習は切り離せない関係です。 

2019年を振り返る

 以下、今年の初めに掲げた目標です。

 

①フランス語以外の外国語に着手する

仏検準2級の二次試験を受けて合格する

③春季に実施される仏検で、2級を受けて合格する

④秋季に実施される仏検で、準1級の一次試験を受けて二次試験へ繋ぐ

 

 ①と②は達成しました。③でつまづいたため、④は見送りました。

 ですが、8月に2級二次試験の結果を見てから、秋季に行われる準1級一次試験を受けるかどうかを9月下旬まで悩みました。2級一次試験を受けた帰りに買った準1級の公式ガイドブックの練習問題を解きながら。過去問以外には全部手をつけましたが、まだまだという手ごたえだったために来年に持ち越し、準1級は1ヵ年計画にしました。今は、もうあと実施まで1ヶ月もない2級二次試験に照準を絞っています。

 ロシア語に関しては、とりあえず1年間続けられた自分を認めます。4月から入ったロシア語教室で顔見知りができて人間関係が広がったこと。それは語学学習という趣味がもたらしてくれたものなので、好きなもの・ことの副産物を大切にしていきたいなと思います。

 また1年後にここに記事を書くとき、さらに語彙力等が高まっていることを想像してモチベーションを上げます。

 

 それでは皆様、良いお年を。Bonne année!

 

仏検2級最終結果

    合格点にあと2点届かずでした。

 

    正直言って自分でも満足のいく内容でなかったため、結果自体には納得しています。お情けで合格させてもらっても嬉しくありません。

 次期試験においては一次試験が免除されるので再挑戦します。苦手意識があるスピーキングとリスニングに比重を置いてみようと思ったり。一度がっつり集中して取り組んで、口と耳を鍛える方向でいくことにします。準1級の一次試験を受けるかどうかは、秋季試験の申し込み期日ギリギリまで考えてみます。受験料も安くありませんし、今後さらに値上がりするようですし。対価が必要な挑戦は、いくらかでも勝算があると見込まれたときに。

    試験についての考察は合格体験記と同義かもしれないので、とやかく書くのは結果を出すまで差し控えます。

仏検2級二次試験

 受けてきました。

 

 先月にあった一次試験のときは、終了後にカフェに入って自己採点を行い、書店に向かい、気持ちを切り替えるために仏検公式ガイドブック準1級を手に取ってレジに持っていきました。これからいよいよそれのページをめくろうと思います。

 一次試験、二次試験の考察はもう少し後になってから一気に書いて公開するつもりでいます。

進捗状況(2019年5月11日現在)

 今年度から某ロシア語教室に通い始めました。年明けに、独学でやってみるかーと軽い気持ちでテキストを開き、途中まではスムーズに進めていましたが、形容詞のあたりで「ここまでややこしいと、基礎だけでも誰かに教えてもらった方がいいんじゃないか」と思ったためです。

 もちろん学習者の母国語によって習得しやすさの違いはあるのでしょうが、言語そのものに絶対的な難易度は定められないと自分は思っています。何語においても一人だけで学ぶのは大変です。4年前にイタリア語を独学でやってみようとして折れたことを思い出しました。

 今年度上半期までにテキストを一周する目標も一度忘れます。仏検もありますので。自分がメインとして学習を進めるのはフランス語の方。これは変わりません。

 

 いよいよ、2019年度春季仏検一次試験までおよそ一か月となりましたね。今日までに仏検公式ガイドブックの練習問題を1周し、過去問は3年度分解きました。正直に言うと、「これが2級か」という感想しか出てきていません。簡単に勝てる相手ではない印象です。でも、勝ち目がないとは思っていません。少しずつですが、分かることが増えてきている実感がほのかにあります。

 前置詞や動詞が特定の単語(成句)と結びついていたりとか、リスニングに関しては、一部が聞き取れなかったとしてもその前後が分かった場合は文脈から答えを導けることもあるとか。

 個人的に、自分が机に向かうのを渋ってしまう理由は、その時点では知らないことを理解する自信がないためだと思っています。すんなり飲み込めなかったら苦痛に感じるだろうなーと思うのでしょうね。それでも、分かるために向き合うって大事です。そのままでいれば壁は越えられないのだという心の声が聞こえてきたりして。ほんの少しだけでも、歩幅が狭い一歩の半分だけでも、前に進んでいけたら。という気持ちを覚えておきます。