外国語学習の足跡

外国語(仏語)学習に関する情報を発信していきます。

Concours de dictéeに参加した話2020

 2ヶ月半前はまだ、都内にあるフランス語学校、アテネ・フランセにて、数十人が教室内に密集し、フランス語ネイティブスピーカーの先生が大きな声で文章を読み上げるという形式の試験が実施されていました。来年以降、同じことができるのか分かりません。

 仏検2級の合格通知が届いて間もない頃でした。申し込みはそれより前に行いましたが、自分の実力を鑑みて今年も中級を選択。難易度が同じということで、昨年の出来栄えと比較しやすいはずです。

 

 その1ヶ月ほど前までディクテーションやシャドーイングを重点的に練習していた甲斐あってか、昨年よりもいくらか楽に聞き取れました。ですが、言語能力以上に、筆記体を書けるようにしておいたことがアドバンテージになりました。「ブロック体ではっきり書かないと、相手には読めないのでは?」という懸念を抱いていた時期がありましたが、相手に読める字を書けば済むということに気付きました。

 試験後、初級、中級、上級でそれぞれ読み上げられた文章のプリントを取って帰りました。それぞれの難易度について抱いた印象は、昨年とだいたい同じなので省きます。

 

 20点中9.5点と半分にも満たず、平均点である12.2点にも及ばなかった昨年。18.5点と昨年より9点上げ、昨年よりも2.4点高い平均点、14.6点を上回った今年。多少は上達したと見なしたいです。減点部分は、スペルミスを2ヵ所と、小文字で書くべきところを大文字にしたことと、そして、数字で書いてはいけないところを数字で書いたというものでした。

 最後に書かれていた赤ペンの添削文は、「とても良いディクテーションです!」ということでした。ですが、自分はまだ満足していません。来年、今持っている仏検の級をアップグレードして上級を受けることが目標です。