外国語学習の足跡

外国語(仏語)学習に関する情報を発信していきます。

リスニングの教材として子ども向けアニメを

youtu.be

 「L’ÂNE TROTRO」を視聴しています。この作品は、「ろばのトコちゃん」という名前で日本にも輸入されています。

 

 学生の時にフランス語の講義において見たことがきっかけとなり、このアニメに興味を持ちました。個人的に、母国以外(特にアメリカ)で生まれたキャラクターに対してビジュアル的に可愛いという印象はあまり抱けないのですが、これは例外だったので。

 

 台詞には「服を着る」、「出かける」といった、日常生活における動作や、「ハリネズミ」、「バラ」などの動植物の名称が頻出です。一般人が耳にすることは滅多にないだろう専門用語は出てこないので、いくらか安心して聴いていられます。声優はおそらくネイティブスピーカーだと思われるので、スピードについていくことが課題に感じますが。

 このような内容を聞き取れれば、話せれば、フランス語を母語にしている4、5歳児と比肩するくらいにはなるのでしょう。それくらいの年齢の子って、語彙力はまだまだ豊富ではありませんが、大人と意思疎通は十分に図れますよね。

 オーラルコミュニケーションにおいては、言いたいことをどこまで簡潔にできるかという点が鍵になるのだと思います。聞き手のためにも。珍しい単語が散りばめられた長ったらしい文は、うんざりしながら最後まで聞いてもピンときませんよね。語彙力アピールは控えた方が良さそうです。

 「語彙レベルを上げる」ということの意味の深さを、いろんな面から考え直したくなりました。