仏検準2級の二次試験を考察してみた
最終結果で合格を確認して安堵し、郵送で合格通知も受け取ったので、一次試験の時と同様に考察をしてみました。
今後の仏検準2級受験予定の方の参考になれば幸いです。
イラストと文章が印刷されたカードを用いる形式である。初めに1分間、カードに目を通す時間が与えられる。その後、文章を音読し、文章とイラストの内容についての質問が出される。カードを見ながら答えることが認められている。ただし、イラストは文章の内容をそのまま表したものではない。
音読の注意点
1.焦らないこと
2.早口にならないこと
1、2の対策としては、黙読の際にただ頭の中で文字を追うのではなく、それを声に出して読んでいる自分をイメージする。そして、身体と精神を一致させるつもりで音読すること。緊張していると声帯がよく震えず、喉の奥から息が漏れるような音しか出ないことがある。これは語学学習の範疇ではないが、メンタルトレーニングを積むのも必要な場合があるかもしれない。
3については、直前に参考書などでおさらいしておくべきである。特に、「リエゾンしなければいけない場合」と「リエゾンしてはいけない場合」の規則は必ず押さえておくこと。
口頭質問の注意点
質問文に出てきた単語を繰り返さず、適切な代名詞に置き換えることができるかという点が評価される。問われる単語の性や数を意識すること。中性代名詞のenとyが要求される可能性が高い。
イラストに関しては、最初の1分間で以下の3点を確認しておくこと。
1.人物が何人いるか
2.何かを持っている人物がいる場合、それは何か
3.場面が屋外の場合、天候はどうか
準2級においては、10までの数字、食器や文房具などの日用品を表す単語、天候についての決まり文句は丸暗記しているということが前提となっていることが窺える。しかし、過去問を見ても、問われることはほぼ固定であるように見える。